お知らせ

2015-05-26 12:29:00

学習支援センターの記事を掲載していただきました。

 

~集団生活になじめず・・・悩む高校生に救いの場~
学習支援センター「13人へ学習指導」

熊本私学教育支援事業団が今春開設したが、集団生活になじめない高校生のよりどころとなっている。不登校に関する相談が開校前から相次ぎ、現在13人が利用。生きづらさを抱えながら、ゆっくりと歩みを進める。

県南の少年(17)は全日制高校に入学したが、1年生の冬ごろから学校に行くと体調が悪くなり、朝のうちに帰宅するようになった。
嫌なことを言われたり、からかわれたことがストレスになり、教室にいることが苦痛になった。
2年に進級して通ったのは初日だけ、3年生に上がる際、熊本市の通信制高校に転校したが、ほかの生徒と机を並べるスクーリングに通えずにいた。
センターは新聞記事で読んだ両親から勧められ、週2回バスで通う。現職・退職教員によるマンツーマンの学習指導は、人間関係に苦しむ子どもたちにとって過ごしやすい環境として受け止められている。「ここで少しでも慣れて、通信制高校で高卒資格を取りたい」少年は搾り出すように、思いを語った。

センターの仙波達哉事務局長は、多く寄せられる相談に「想像以上に大きな反響」と驚く。教材費以外は無料。親に過度な負担をかけずに済む点が、1歩を踏みだそうとする子どもたちの背中を押しているとみている。
文部科学省の調査によると、県内不登校の高校生は1千人弱に上り、センターに対する潜在的な需要は多い。今後受け入れる生徒も数人控えており、将来的にはスタッフを現在の15人から増員し、県内各地に教室を設けたい考えだ。運営は民間の寄付で成り立っており、財政支援も呼び掛けたいという。

仙波事務局長は「子どもたちの多くは軽度の発達障害も疑われ、心に傷を持っている。救いを求める気持ちを受け止め、在籍校に復帰させてあげたい」と見守る。同事業団096-372-2608(熊日新聞朝刊2015年5月23日掲載)