学習支援センターについて
引きこもりなどで学校にいけなくなったり、中途で退学する高校生が熊本県全体で年間1000 名前後を推移しています。
それらの子供たちの中では、まだまだ勉強をしたい子供たちが大勢います。その子供たちを対象に学習を支援する熊本学習支援センターを2015年4月より設立することになりました。熊本学習支援センターでは、現在、中学・高校に行けない子ども達の学習支援を行いながら復学・転学支援、及び社会的自立支援を目的にしています。また、高校を退学して通信制高校、定時制で学ぶ学生の学習支援なども実施していきます。また、2019年8月からは、小学5年生・6年生(小学高学年)の不登校生も引き受けることとしました。行政や学校の力で困難なことを民間の知恵で多くの問題を解決することを目標にしていきます。
文部科学省調査:「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」より、都道府県別不登校生徒数(国公私立高等学校)、1,000人当たりの不登校生徒数より抜粋
年度 | 県内不登校者数 | 県内1000名あたり人数 | 全国不登校者数 | 全国1000名あたり人数 |
29年度 | 774人 | 16.2人 | 49,643人 | 15.1人 |
28年度 | 768人 | 16.2人 | 48,585人 | 14.6人 |
27年度 | 790人 | 16.3人 | 49,563人 | 14.9人 |
26年度 | 790人 | 16.3人 | 53,156人 | 15.9人 |
25年度 | 984人 | 19.8人 | 55,655人 | 16.7人 |
24年度 | 958人 | 18.9人 | 57,664人 | 17.2人 |
23年度 | 861人 | 16.8人 | 56,292人 | 16.8人 |
22年度 | 901人 | 17.3人 | 55,707人 | 16.6人 |
21年度 | 1009人 | 19.2人 | 51,728人 | 15.5人 |
学習支援センターは公立・私立を問わず(小学高学年・中・高校生を対象)
1. 学校へ行きたい、でも行くのがつらいと感じている人
2. 進級や卒業のことで悩み、退学や進路変更を考えている人
3. 他の高校への転校や編入学を考えているが、どうしたらよいか分からない人
4. 一度退学をしてしまったけど、もう一度高校の勉強にチャレンジしたい人(高校退学者は別枠での入所となります。詳しくはお問い合わせください。)
など、もう少し、頑張ってみようかなって思う人を支援します。
1. 学習支援センターには、学校へ在籍したままセンターへ通うということになります。
2. 私立高校へ通っている方は、まずは在籍校へご相談下さい。
3. 公立高校へ通っている方は、直接センターへご相談下さい。
4.2015年11月より、不登校・ひきこもりで学習が進んでいない中学生を対象にした学習支援も行うこととなりました。
5.2019年8月より、小学生の不登校児童が急増していることを鑑み、高学年(5~6年生)の児童も引き受けることとしました。
在籍校で学習が困難な人、中途退学したが再度高校にチャレンジしたい人、通信制のレポートを支援してもらいたい人などに対して学習の場を提供し、学習の継続を支援することを目的にしています。
1. 高校生活についての不安や悩みに関する相談
2. 退学他の高校等へ転校や編入など進路変更に関する相談
3. 中途退学した人が、もう一度高校で学ぶ為の相談
熊本学習支援センターへ通う生徒に対して専門家によるカウンセリングを行っています。カウンセリングを希望される保護者の方には、子どもの理解を深め、子どもに合った対応法を見出していけるようお手伝いします。
~カウンセラーから~
熊本学習支援センターに初めから元気いっぱいにやってくる生徒は多くありませんが、そのような生徒の皆さんが、元気になって今とこれからに希望を見出せるようにカウンセラーは専門性を生かしてサポートをしていきます。生徒はもちろんのこと、保護者の皆さんも利用できますので、どうぞお気軽にご利用下さい。
※カウンセラーの相談日は曜日・時間など違いますので詳しくは熊本学習支援センターまでお問い合わせ下さい。